加えて、その日の気溫、濕度、生豆の“體溫”や水分含有量などの要素も考慮して焙煎溫度を設定していきます。
私たちが暑さや寒さを感ずるように、コーヒー豆も體感するのです。自分の身體を思いやるがごとく、コーヒー豆への思いやりが焙煎の基本です。私たちは、その思いやりがあってこそはじめて、快適な味、快適な香りのコーヒーに焼き上がってくれると信じています。
生豆は、春夏秋冬、午前と午後、刻一刻の移り変わりの中で微妙に変化する“生鮮品”。そんな気難しい生モノを相手に求められることは、どんな狀況下でも外的諸條件に照らし合わせながら、コンピュータを駆使して一定の味に焼き上げること。そして、高レベルでのおいしさを実現するために施される、人の手による微調整。ドトールでは、數値化された最新のテクノロジーと、熟練した職人技との調和を図りながら、日々焙煎に取り組んでいます。
豆の品質を見極める“カッピング”の様子
オペレーター室