ハワイ島の西の玄関口、エリソン?オニヅカ?コナ國際空港からコナの町を南へ、車で20分ほど下ったあたり。マウナ?ロア山とフアラライ山の中腹に沿って數キロにわたって帯狀に広がるわずかな地域こそが、世界で最も美味しいといわれる「コナ?コーヒー」の生まれ故郷なのです。
コーヒー豆は、赤道をはさんで北緯?南緯それぞれ25度の地?。ē畅`ヒーベルト)でしか栽培されませんが、この限られた地域の中でもハワイ島の「コナ地區」は、特別に“コナコーヒーベルト”と呼ばれ、コーヒーの生育にはこれ以上望むべくもない、完璧な自然條件を満たしている場所といっても過言ではありません。有機質に富んだ肥沃な火山性土壌からの栄養をたっぷりと吸収し、午前中は海からの暖かい貿易風と陽光が降りそそぎ、晝すぎには通り雨のシャワーを浴び、そして午後にはフアラライ山から湧きたつ白い雲に覆われた日陰のもと、コーヒーの木々は心地よい午睡のひとときを迎え、やがて夜になると山からの冷たい風がコーヒーの実をひきしめてくれる??????。コーヒーの木々が育つには、まるで“楽園”のような環境です。おまけにこういった自然の営みが、時計で計ったかのように、翌日も、その翌日も繰り返されるのですから、コーヒーにとってこんな幸せなことはありません。